隠蔽配管工事|墨田区

工事詳細

取り外したエアコン
  • ダイキン 2001年製【F22CTES-W7】×2
  • 富士通ゼネラル 2014年製 【AS-R28D-W】×1
  • シャープ 2018年製 【AY-H22DG】×3
設置場所 墨田区・戸建て
工事時間 作業員2名で4時間

墨田区の戸建てでエアコン6台を取り外してきました。

お住いの構造が少し特殊で6台全てのエアコンが隠蔽配管にて設置されておりました。これはなかなかないケースですね。

隠蔽配管にも色々あり、今回の物は「先行配管」と呼ばれる設置方法でした。先行配管とは家を建てる際に壁の裏に前もってエアコンの配管を設置して、その後にエアコンを取り付ける、という工法です。

エアコンの配管は冷媒と呼ばれるキンキンに冷えたガスを室内機と室外機でやり取りする為の通り道なわけですが、冷たい物が温かい空気に触れると結露してしまう自然界の法則には逆らうことが出来ず、メーカーさんも対策はしているものの、どうしても水分が発生してしまいます。

そのような理由からエアコンの配管は風の良く通る場所に露出して、発生した水分を気化させてやることが望ましいのですが、隠蔽配管の場合は水分が壁裏にこもりやすく、多少なりとも家屋にダメージを与えてしまうことが懸念されます。

基本的には隠蔽配管は「どうしても隠蔽配管にしなくてはならない理由」がないと採用しない方が望ましいのですが、まれに家屋のデザインにこだわりがある方などは先行配管+隠蔽配管の工法で戸建てを立てる方がいらっしゃいますね。

取り外す際には先行配管の場合、再度エアコンが取り付けられるように取り外す必要がある為、難易度が高くなります。

写真右の四角い壁穴は排水ホースを差し込む排水口があり、左は配管と電線です。エアコンから出る水は通常は配管と一緒に排水ホース(ドレンホース)を束ねて屋外に出すのですが、隠蔽配管の場合は不可能な場合が殆どなので分離していることが多いです。

再度エアコンを取り付ける場合は配管の洗浄を行う必要があります(冷媒の種類が違う場合)。配管洗浄は結構料金が高いので、そんなところも隠蔽配管がお勧めできない理由ですかね。

4時間ほどかけて6台を無事に取り外して回収いたしました。隠蔽配管で取り付けられたエアコンも海猫堂では取り外し・回収可能です。

お困りの方はお問い合わせいただければと思います。